ラトガー大学を中心とする研究グループは2023年2月14日、がん遺伝子リスク評価(CGRA)のための受診率を向上させるための電話によるオーダーメイドのリスクカウンセリングとナビゲーション介入(TCN)の有効性を調査した結果を発表した。

論文の要点は次のようになる。

コロラド州、ニュージャージー州、ニューメキシコ州の卵巣がんまたは高リスク乳がんの女性を対象に3群の無作為化試験を実施した。

その結果、6カ月後のCGRAの受診率は、郵送により印刷物を送るグループ(3%)および通常のグループ(2.5%)に比べて、電話によるテーラーメイドのリスクカウンセリングおよびナビゲーション介入を行ったグループ(18.7%)で有意に高いことが判明した。

遺伝カウンセリングの障害として最もよく挙げられたのは、医療機関の紹介がないことと費用だった。

以上のように、単純に郵送物を送ったり、一般的な診療でとどまるのではなく、その人に併せて遺伝子検査などのがん治療に役立つ検査を受けるように促すことで、がん遺伝子検査を受ける割合を引き上げられることになる。

がんの治療では、がんのゲノム情報を得ることが、治療を成功させるために重要だと分かっている。その治療の足がかりになる検査を進めるためのアプローチを考えるヒントとして今回の研究は役立ちそうだ。

Kinney AY, Walters ST, Lin Y, Lu SE, Kim A, Ani J, Heidt E, Le Compte CJG, O’Malley D, Stroup A, Paddock LE, Grumet S, Boyce TW, Toppmeyer DL, McDougall JA. Improving Uptake of Cancer Genetic Risk Assessment in a Remote Tailored Risk Communication and Navigation Intervention: Large Effect Size but Room to Grow. J Clin Oncol. 2023 Feb 14:JCO2200751. doi: 10.1200/JCO.22.00751. Epub ahead of print. PMID: 36787512.
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/36787512/

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執筆/編集/審査監修/AI担当

星 良孝(ほし・よしたか)
ステラ・メディックス代表/ 獣医師 ジャーナリスト。日経BP、エムスリーなどに所属し、医療や健康、バイオなどの分野を取材。

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