CRISPR-Cas13aと携帯電話ベースの顕微鏡を組み合わせた新型コロナウイルス検出についての研究が報告されている。

鼻腔スワブからのウイルスRNAを用いて増幅せずに検査できる。携帯電話をベースにしたリーダーデバイスとなる顕微鏡で読み取ることができる。30分以内の測定時間で100コピー/μLの感度を達成。5分以内に陽性の臨床サンプルから抽出したRNAを正確に検出できたとする。

研究グループによると、RT-qPCRは、1コピー/μLを検出可能だが、100コピー/μL程度でスクリーニングには十分と考えられるようになっていると説明。また感染性を考えると1000コピー/μLを下回ると他社に感染させることはほとんどなくなるとも指摘されていると解説している。

2020年12月米国研究。

Published:December 04, 2020DOI:https://doi.org/10.1016/j.cell.2020.12.001

Amplification-free detection of SARS-CoV-2 with CRISPR-Cas13a and mobile phone microscopy: Cell

新型コロナウイルス感染症

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執筆/編集/審査監修/AI担当

星 良孝(ほし・よしたか)
ステラ・メディックス代表/ 獣医師 ジャーナリスト。日経BP、エムスリーなどに所属し、医療や健康、バイオなどの分野を取材。

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