新型コロナウイルス感染症の重症患者の血漿を分析した見えた特徴的な6つのタンパク質。

集中治療室(ICU)に入院した新型コロナウイルス感染症の重症者から採取した血漿を対象として1161種類のタンパク質について網羅的に分析。ICU入室3日目に検査陰性となった時点あるいは陽性である場合にはICU入室10日目に血液採取。

陽性患者は陰性患者よりも両肺に肺炎を起こしている場合が多く、死亡率は40%と高かった。タンパク質と予後との関連を分析した結果として、ICU入室1日目での死亡の予測につながる6つのタンパク質を同定した。それらは次の通り。

・CMRF-35様分子
・インターロイキン受容体12 サブユニットB1
・CD83(cluster of differentiation 83)
・FAM3(family with sequence similarity 3)
・インスリン様成長因子1受容体
・オプチシン

これらが新型コロナウイルスの予後予測に有効となる可能性がある。

2020年8月カナダ研究。

Fraser, Douglas D. MD, PhD1–4; Cepinskas, Gediminas DVM, PhD1,,5; Patterson, Eric K. PhD1; Slessarev, Marat MD, MSc1,,6; Martin, Claudio MD, MSc1,,6; Daley, Mark PhD1,,7,,8; Patel, Maitray A. BSc7; Miller, Michael R. PhD1,,2; O’Gorman, David B. PhD1,,9,,10; Gill, Sean E. PhD1,,4,,6; Pare, Guillaume MD, MSc11; Prassas, Ioannis PhD12; Diamandis, Eleftherios MD, PhD12; on behalf of the Lawson COVID19 Study Team Novel Outcome Biomarkers Identified With Targeted Proteomic Analyses of Plasma From Critically Ill Coronavirus Disease 2019 Patients, Critical Care Explorations: September 2020 – Volume 2 – Issue 9 – p e0189
doi: 10.1097/CCE.0000000000000189

新型コロナウイルス感染症

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星 良孝(ほし・よしたか)
ステラ・メディックス代表/ 獣医師 ジャーナリスト。日経BP、エムスリーなどに所属し、医療や健康、バイオなどの分野を取材。

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