「皮膚疾患画像ナショナルデータベースの構築とAI活用診療支援システムの開発」について日本皮膚科学会が報告した。同学会は人工知能(AI)による診療補助のためのシステム開発に向けて、全国で症例の画像をデータベースに集約している。
同学会は2018年度に日本医療開発機構(AMED)の「臨床研究等ICT基盤構築研究事業」の課題である「ICT技術や人工知能(AI)等による利活用を見据えた、診療画像等データベース基盤構築に関する研究」に応募。同年5月25日に「皮膚疾患画像ナショナルデータベースの構築とAI活用診療支援システムの開発」の研究事業が採択されており、事業活動に取り組んできた。
このたびあらためてこの事業を進めていることを報告し、協力を求めた。「人工知能による皮膚疾患診断補助システムがあれば、適切なタイミングでの皮膚科専門医へのコンサルテーションを誘導することで皮膚疾患医療の質の向上に大きく貢献でき,ひいては国民全体の医療レベルの向上を目指すことが可能」と意義を説明している。